会社紹介動画(企業VP)とは
会社紹介動画は、企業の理念・事業・強み・空気感を映像で伝える動画です。「企業VP(ビデオパッケージ)」とも呼ばれ、コーポレートサイトのトップ、展示会ブース、営業の商談、採用、株主・取引先向けの説明と、出番の多い一本になります。
会社案内のPDFを渡しても最後まで読まれないが、90秒の動画なら商談相手が見てくれる——文章や静止画では伝わらない信頼感や現場の温度を、短時間で届けられるのが企業VPの価値です。発注の段取りそのものは映像制作の基礎知識にまとめています。
どの場面で使うかを先に決める
同じ会社紹介動画でも、流す場所によって最適な長さも見せ方も変わります。先に出番を決めておくと、構成と尺の判断がぶれません。
- コーポレートサイトのトップ:企業の第一印象を15〜30秒で掴ませる
- 展示会・イベント:音が聞こえなくても伝わるよう、テロップ主体で足を止める
- 営業・商談:会社説明を動画に任せ、担当者は対話に集中できる
- 採用:会社の雰囲気を見せて応募と相互理解を促す(採用動画と兼用も)
- 株主・取引先向け:事業や実績を分かりやすく説明する
複数の場面で使うなら、3分前後のフル版を1本作り、そこから展示会用・SNS用の短縮版を切り出すのが効率的です。
構成は「足し算」でなく「引き算」で
伝わる企業VPは、情報を詰め込んだものではなく、伝えたい一点に向けて要素を削ったものです。基本の型は次の6ブロックですが、全部を使う必要はありません。
- オープニング(つかみ):印象的な映像かキャッチコピーで惹きつける
- 企業の概要・理念:何をする会社で、何を大切にしているか
- 事業・サービス:具体的に何を提供しているか
- 強み・差別化:他社と何が違うのか
- 働く人・現場:人と文化を見せ、信頼感を生む
- クロージング:メッセージ・ロゴ・連絡先で締める
採用向けなら「働く人」を厚く、商談向けなら「強み・差別化」を厚く——目的に応じてどのブロックに尺を割くかを決めると、メリハリのある一本になります。
「伝わらない企業VP」を避ける3つの判断
ターゲットと目的を1つに絞る。 採用にも営業にもブランディングにも効かせようと欲張ると、誰にも刺さらない総花的な動画になります。1本につき狙いは1つに決めます。
情報を詰め込みすぎない。 沿革も実績も製品も全部入れると、見終わって何も残りません。最も伝えたい1つのメッセージを軸に、それを支える要素だけを残します。
企画・構成から相談する。 成果は構成段階でほぼ決まります。「とりあえずきれいに撮ってくれる会社」ではなく、目的を聞いて構成を提案してくれる会社を選ぶと、出来上がりが目的からずれません。
費用の目安
会社紹介動画の費用は構成で大きく動きます。
- ナレーション+テロップ中心:30万円前後
- 社員出演・1日ロケを含む:50〜80万円前後
- 複数日のロケ・CG・タレント起用:80万円〜
何にいくら乗るのかは映像制作の費用相場ガイドで内訳を解説しています。
外注先は「情報を削る力」で選ぶ
企業VPで問われるのは、撮影の上手さよりも、ごちゃごちゃした事業内容を整理して一本の筋に通す企画構成力です。制作実績の中に、自社が出したいトーンに近い企業VPがあるかを必ず確認します。
会社・サービス紹介に強い制作会社は会社・サービス紹介の動画制作会社から比較できます。選び方の詳しい軸は失敗しない動画制作会社の選び方を参照してください。
まとめ
会社紹介動画は、出番を先に決め、ターゲットと目的を1つに絞り、要素を引き算で構成するほど伝わります。企画から相談できる制作会社を選び、フル版から短縮版を切り出しておけば、サイト・展示会・商談・採用と、一本の予算で長く使い回せます。



